ポプラの木
2016年 09月 01日
よっぱらい台風が通り過ぎました。
通っていた学校の校庭には、東京では珍しい立派なポプラ並木がありました。
一本が太く、数十年ものの高く空に近い木のてっぺんでした。
ポプラなので、春の花の後には綿毛で種子ができふわふわ飛びます。
ある時期は、真っ白な世界で校庭は綿帽子でいっぱいになります。
周辺の方には少々困ったものだの時ではありましたが。
ものすごい台風がやってきました。
授業は、早めに終わり危険を感じながらの帰宅です。
傘もさしていられない、駅のホームにも立っていられない、強い風。
制服なんて雨を吸い込んで重たい、、
びしょびしょで帰りました。
その台風に、ポプラの木はなぎ倒されてしまいました。
痛々しい姿を眺め、自然の力にはかなわない怖さと
大事な学校の一部が無くなってしまったようでとても寂しく悲しかったのを覚えています。
綺麗に片付けられた校庭は、見えなかったはずの住宅の景色に囲まれるようになり
広く違う空間のようでした。
自分が中心で動いているような日頃ですが、大きな自然のパワーの中にいる私たちです。
今回は、台風の後の大きな傷がいっぱいです。
早く早く、見つかりますように。
いっぱいいっぱい力が届きますように。