なんじゃもんじゃはかせは旅人です。
友達のゾウアザラシがおともしています。
ある日お弁当をつくって出かけるとへんな木が嬉しそうに躍っています。
すると、美味しそうなお弁当が食べたいと追いかけて来ます。
はかせ達は一生懸命逃げます。
海老、じゃがいも、豚の鼻、
お弁当を食べたいと次から次へと巨大なおばけがやって来ます。
せまってくるおばけに、はかせの奥の手は~
お弁当のおかずの品物をぐいっと見せて・・・・
絵本です。
ゾウアザラシも大きいのですが、出てくるおばけがさらに巨大。
大自然にどーんとやって来ます。
長さんの描く作品は本当に色がはっきり鮮やか。でも強すぎず、きれいな色です。
そして描く筆の流れが本当に気持ちいい。ダイナミックですが繊細で優しいのです。
主人公は何処からやって来て何処へ向かっているの?
なんために旅をしているの?博士は何処の人なのか?
まったく謎のなのですが、そんなことはおかまいなしに
ありえない面白い物語に、心に笑いが生まれ 癒されます。
この絵本のもとは、福音館の「母の友」にて1985年から連載されていた16コマ漫画から
生まれています。
「母の友」は子育て中の母親や保育者 大人に寄り添い、伝え、学び合い、力を育てられるような月刊誌。子育てのことばかりでなく各方面のアーティスト作品なども掲載され、美術的な面でも深い内容があります。大自然の写真家として有名な星野道夫さんや、今は猫で有名な岩合光昭さんなども若かりし頃作品がお披露目されていました。
そんな中に、”なんじゃもんじゃ博士”もありました。
色はなく線画での表現、何ともゆるい線がのび表現されたマンガどうわです。
そのゆるおかしさに はらはらどきどきどきしながらも、毎月最初に読むのは博士のページ
でした、笑マンガどうわとしてまとめたものも出ています。
長さんには、数多くの生き生きとした絵本作品があります。
初期の作品では寺村輝夫さん作で絵を担当した「おしゃべりなたまごやき」など。
またいつかこちらについては書きたいと思います。
みなさんも、なんじゃもんじゃはかせの世界をお楽しみあれ。
福音館書店 こどものとも年中版1993年12月号
カバー版初版2009年2月発行

桜の時期は、食べ物も飲み物も桜ものが増えて
ついついお持ち帰りしてしまいます。
今年も気になる美味しいものあちらこちら。
時期が終わる前にもう一度・・・・ほしいものが一つ二つ。
満開が過ぎると若葉と共にちらちら花びらの世界に。
散った後のほんのりピンク色な道になんだか心もほんのり。
川沿いの桜並木は、花びらで見事な桜川を描いています。
子ども達の世界でも、この時期のお庭遊びは桜の花びらいっぱいです。
お砂遊びのメニューは、花びら混ぜご飯、桜ケーキ、花びらジュースにお茶・・・・と
ピンクづくしであります。小さな手のひらいっぱいに、苦労して集めた花びらを
「はい、先生」とプレゼントしてくれたり。
一緒に水を入れたグラスに花びらを浮かべて飾り、しばらく教室の中で春色を楽しみます。
桜の樹は、春は花 秋は葉とお掃除が大変。
道路いっぱいに散り広がったものを竹ぼうきで集めるのには、
ちょっとした腕の力と時間がかかります。
そんな中も、隣近所の方や道行く方とのふれあいが生まれたり。
そう、それがまたいいものなのです。
観て感じて心楽しい 桜の樹
日本の春でございます。

今年もうぐいすの鳴き声が聞こえ始めました。
そう、初めは練習?しているようで
耳をすまして聞いていると可愛くて面白くて、うふふふとなってしまいます。
初めて鳴くからだけでなく、どうやら何年も季節を過ごしたベテランのうぐいすも
春になって久しぶりに鳴くので、鳴き方を思い出しながら・・・・のようです。
何でも繰り返しが大事なんですね、笑
こちらは上の階なので、高く伸びた木々の幹が別れたり枝が伸びたところがよく見えます。
隣りの木同士でぽんぽんと方を叩き合っているよな枝があったり、
その隙から見える景色は 何だか物語りのようで絵になります。
鳥たちは、いつもここから世界を眺めているのですね。
ほーきゅ、ほーくくきょ、今日も頑張ってます。
まだまだのようですが、この間より確実に上達しています。
今年の最高な歌声舞台はいつ頃かしら。
楽しみに待っていますよ、ほーほけきょ。